01リカバリーの大原則

「2打目より3打目で乗せる」

無理に1打で挽回しようとすると、さらに大ミスになる。「2〜3打使ってボギーで上がる」が現実的なゴール。

打てる球と打ちたい球は違う

「打ちたい球」(ピンを狙うフルショット)ではなく、「打てる球」(フェアウェイに戻すパンチショット)を選ぶ。

02林からの脱出戦略

一番広い空間に出す

ピンを狙わず、フェアウェイの一番広い場所に向けて低い球で出す。距離より方向。

まず「打つか、出すか」を決める

枝の間を狙って通すのは選択肢に入れません。跳ね返った球が自分や同伴者に当たります。判断はこの順で:
① 球が見つかったか(捜索は3分/規則6.3b)→ ② スタンスが取れるか → ③ クラブが振れる幅が2m以上あるか → ④ 出す方向に人がいないか。
①〜④のどれかがNoなら、横か後ろへ出す、またはアンプレヤブルです。

低い球で出すなら5〜7番アイアン

枝の下を抜くのはロフトが少ない=長めの番手です。5〜7番アイアン、またはUTを短く持つ。
AW(50〜52°)・PW(44〜46°)・9番(41〜42°)はロフトが多い側なので、枝の下を通す用途には向きません。

パンチショットの基本

ボール右寄り・体重左7:右3・コンパクトなトップ・低いフォロー。

03OBの判断と暫定球

OBが疑わしいときは暫定球

「OBかも?」と思ったら必ず暫定球を打つ(ルール上必須ではないが時間節約)。打たないと戻って打ち直しで進行が止まる。

暫定球の宣言

「暫定球を打ちます」と同伴者に伝えてから打つ。宣言せずに打つと、その球が「インプレーの球」になります(規則18.3b)。元の球は紛失球扱いになり、戻って打ち直すことはできません。

OBの罰打:1ペナ+打ち直し

OBの罰は1打ペナルティ+打ち直し(実質2打のロス)。3打目から再開。

04アンプレヤブル宣言

打てない時は「アンプレヤブル」

木の根っこ・斜面・草深いラフ等で打てない時は、1打ペナルティでアンプレヤブル宣言可能。

救済方法は3つ

①最後に打った場所から打ち直し ②ピンを結んだ後方線上(ドロップした球が最初にコースに触れた箇所を基点に、どの方向にも1クラブレングス以内。2023年改訂で基点よりホールに近づいてもよくなりました) ③2クラブレングス以内(ホールに近づかない範囲)。

無理に打つよりアンプレヤブルが安い

ミスを重ねて4〜5打使うより、1打ペナルティでフェアウェイから打ち直す方が結果的に楽。

📖 ルールの出典と時点:本記事のルール記述はR&A「ゴルフ規則」規則17(ペナルティーエリア)およびJGA日本ゴルフ協会の公開情報に基づき、2026年8月時点で確認したものです。
コースごとのローカルルールが優先されます。スタート前にスコアカード裏面と掲示を必ず確認してください。競技に出る場合は最新の規則を原文でご確認ください。

05ペナルティーエリア(旧・水ハザード)

黄色/赤色の見分け

黄色杭(イエロー):救済は2種類。赤色杭(レッド):それにラテラル救済が加わって3種類。
対岸(反対側)からの救済は規則本体にはありません。委員会がローカルルール(ひな型B-2.1)を採用したコースでのみ可能です。スタート前にローカルルールを必ず確認してください。

救済方法

いずれも1打罰。①ストロークと距離の救済(前の打点から打ち直し) ②後方線上の救済(ホールと基点を結んだ線の後方にドロップし、球が最初にコースに触れた箇所からどの方向にも1クラブレングス以内。2023年改訂) ③(レッドのみ)ラテラル救済
③の基点は「入った地点」ではなく 球がペナルティーエリアの縁を最後に横切ったと推定される地点で、そこから2クラブレングス以内・ホールに近づかない範囲にドロップします(規則17.1d)。ここは多くの人が間違えるところです。

水越え狙いは慎重に

「越えれば最高、越えなければ大事故」となる場面。安全に刻む選択も常に持つ。

ぐーの感想:リカバリーは「被害最小化 × ルール活用 × メンタル切替」の3点セット。1ホールの大事故を防げば、それだけで100切り・90切りに近づきます。

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