01判断3秒ルール
林に入ったらまず3秒で判断。①クラブを振れるスペースはあるか、②木の隙間を確実に通せるか、③前傾姿勢が取れる地面か。この3つに「全部Yes」じゃなければ横に出す一択です。
02横に出すべき場面
① 木の枝が密集
視界の半分以上が枝で塞がれている → 確実に当たる。横に出してフェアウェイから仕切り直し。
② 足場が悪い
枯れ葉・木の根・斜面でアドレスが安定しない → ミスショットの確率激高。安全な脱出を優先。
③ 残り距離が遠い
残り200Y以上ある → 林の中から200Y打てるクラブで入ってないので諦める。
03前を狙ってもいい場面
① 大きな空間がある
木の隙間が3〜5メートル幅あって、低めの弾道で通せる → 前進可。
② 残り100Y以内
PW・SWで地を這うようなショットで脱出可能 → グリーン狙いはせずに花道へ。
③ 平らな地面で素振りできる
地面が平らで素振りもできる → ミスのリスクが低い。
04クラブ選びと打ち方
横出しの基本
PW or 9Iでフェアウェイ方向に低い弾道で。10〜30Y脱出を目指す。
低い弾道で前進
4I or 5I or UTで「パンチショット」(ハーフスイング・低弾道)。木の枝の下を抜けて100Y前進。
高い弾道で越える
SW or AWでフェース全開のロブショット。木の高さを越える。難易度高いのでよっぽど自信ある時のみ。
05アンプレヤブルの使い方
1罰打で打てる場所へ
球が打てない位置(木の根本・密集地)の場合、アンプレヤブル宣言で1罰打+3つのドロップ選択肢。
3つのドロップ選択肢(規則19.2)
- ① ストロークと距離の救済:1罰打で元の位置に戻る
- ② 後方線上の救済:球とホールを結ぶ線の後方延長線上に基点を選び、その点から1クラブレングス以内(ホールに近づかない)にドロップ。線上ならどこまで下がってもOK
- ③ ラテラル救済:ボールから2クラブレングス以内・ホールに近づかない
※OBや紛失球向けの「ストロークと距離の処置に代わるローカルルール(E-5)」とは別物。アンプレヤブルには適用されません。詳細はルール改訂2019に。
06脱出後の戦略
ボギーオン狙い
パー4で2打目林 → 3打で脱出 → 4打目でグリーン手前 → 5打でグリーン → 2パットでダボ(+2)。ダボで収まれば成功。
無理にパーを狙わない
林からピン直撃を狙うとさらに林の奥へ。「+1で済む選択肢」を優先。
07よくある質問
Q1. 林の中で素振りはOK?
OK。事前に枝に当たらないか確認してから。ルースインペディメント(落ち葉・枝)は2019年改正で罰なしで取り除けるようになりました(規則15.1)。ただし取り除く動作でボールが動いた場合は1罰打+元の位置に戻すことになります。
Q2. ボールが見つからない時は?
3分捜索。見つからなければ暫定球または元位置からの打ち直し。暫定球とOB処置に詳しく。
Q3. 木に跳ね返って自分に当たったら?
2019年ルール改正で無罰に変更。当たった位置からプレー継続。
Q4. キャディに相談していい?
クラブ選びの相談はOK。具体的な打ち方の指示はNGとされる場面もあるので注意。プライベートラウンドは緩めの解釈が一般的。
★ まとめ:林からの脱出は「諦める技術」。ヒロイックなショットを狙わず、確実に1打で脱出 → ボギーオン → ダボで収める。これが90切りの黄金ルートです。