01送るタイミング
結論:当日の夜、帰宅して落ち着いた時間に送るのが最も無難です。目安は21時前後。
| タイミング | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| ラウンド直後(現地) | △ | 相手はまだ運転中・入浴中のことが多い |
| 当日 20〜22時 | ◎ | 双方が帰宅して落ち着いている |
| 翌営業日の朝一 | ○ | 当日に送れなかった場合はここ。取引先へのメールはむしろこちらが無難な場合もあります(夜間のビジネスメールを好まない先もある) |
| 翌々日以降 | △ | 遅れた事情を一言添える(遅れたときの文面は後述) |
⚠ 深夜0時以降は避けてください。通知で起こしてしまいます。間に合わなければ翌朝に回したほうが印象は良くなります。
02まず決める2つの分岐
文面で迷う原因は、たいてい自分の立場が整理できていないことです。送る前にこの2つだけ決めてください。
| 分岐 | 自分の立ち位置 | 文面の軸 |
|---|---|---|
| 誰が誘ったか | 誘われた側 | 「お誘いいただき」=機会への感謝 |
| 誘った側(ホスト) | 「お付き合いいただき」=時間への感謝 | |
| 誰が払ったか | 払ってもらった | ご馳走への言及を必ず入れる |
| 割り勘・自分が払った | 金銭に触れない(触れると角が立つ) |
そして個別に送るか、グループLINEに送るか。基準はシンプルです。
- グループLINE:全員宛の一言。「今日はありがとうございました!」+写真
- 個別:①手配してくれた人 ②車を出してくれた人 ③支払ってくれた人 ④年次が上の人。この4者には個別も送る
03上司・先輩へ(6例)
① 誘われた・自分で払った(LINE)
本日はラウンドにお誘いいただきありがとうございました。◯番のグリーンでアドバイスいただいた寄せ、次の練習で試してみます。またご一緒させていただけると嬉しいです。
② 誘われた・ご馳走になった(LINE)
本日はお誘いいただき、さらに昼食までご馳走になり恐縮です。ありがとうございました。◯◯さんのティーショットを間近で見られて勉強になりました。次回は少しでも足を引っ張らないよう練習しておきます。
③ フォーマルに寄せたいとき(メール)
件名:本日のラウンドのお礼
◯◯様
本日は貴重なお時間を頂戴し、ご一緒させていただきありがとうございました。
スコアは反省点ばかりでしたが、◯◯様のコースマネジメントを間近で拝見でき、大変勉強になりました。
次回の機会も心よりお待ちしております。
④ 自分が大きく崩れてしまったとき(LINE)
本日はありがとうございました。後半はご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。進行のことも含めて反省しています。次はもう少し落ち着いて回れるよう準備します。またよろしくお願いします。
⑤ 初めてご一緒したとき(LINE)
本日は初めてご一緒させていただき、ありがとうございました。緊張していましたが、声をかけていただき助かりました。◯◯さんの◯◯(具体的な一場面)が印象に残っています。ぜひまた誘ってください。
⑥ 車を出してもらったとき(LINE)
本日はありがとうございました。行き帰りの運転までしていただき、本当に助かりました。次は私が出しますので、また声をかけてください。
💡 共通のコツは「具体的な一場面を1つ入れる」こと。「楽しかったです」だけだと定型文に見えます。逆に長く書く必要はなく、LINEなら3〜4行で十分です。
04取引先・接待(5例)
⑦ 接待された側(メール・当日)
件名:本日はありがとうございました
◯◯様
平素より大変お世話になっております。
本日はお忙しい中、ラウンドのお時間を頂戴し誠にありがとうございました。プレー中に伺った◯◯のお話は、業務の面でも大変参考になりました。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
⑧ 接待した側(メール・当日)
件名:本日のご来場のお礼
◯◯様
本日はご多用のところ、遠方までお越しいただきありがとうございました。
十分にお構いできたか気がかりですが、楽しんでいただけましたら幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。
⑨ 相手が絶好調だったとき(メール)
本日はありがとうございました。◯◯様のスコアには驚きました。特に上がり3ホールの落ち着いた組み立ては、見ていて勉強になりました。
⑩ 天候が悪く途中で切り上げたとき(メール)
本日はあいにくの天候の中、最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご移動もお疲れになったことと思います。次回は天気の良い日にあらためてご一緒できれば幸いです。
⑪ 次の商談につなげたいとき(メール)
本日はありがとうございました。移動中に伺った◯◯の件、社内で確認のうえ改めてご連絡いたします。あらためて資料をお持ちしますので、ご都合の良い日をお知らせいただけますでしょうか。
⚠ 接待のお礼メールに、当日のスコアや飛距離の話を長く書かないでください。受け取る側は業務のメールとして読みます。ゴルフの話は1〜2文に抑え、要件があるならそこを主にしたほうが読みやすくなります。
05友人・同僚へ(4例)
⑫ 定番(LINE)
今日もありがとう!後半のドラコン、完全に負けました。また近いうちに行こう。
⑬ 自分が誘った側(LINE)
今日は付き合ってくれてありがとう!予約した割にコースが難しくてごめん。次はもう少しやさしいところ探しておく。
⑭ 相手が初心者だったとき(LINE)
今日はお疲れ!初ラウンドであのスコアは十分すぎる。何より最後まで歩ききったのが偉い。次は◯◯(フラットなコース)にしよう。
⑮ グループLINEへの一言
今日はみなさんありがとうございました!写真あとで送ります。次回は◯月あたりでどうでしょう。
06自分がホストだったとき(3例)
幹事側のお礼は、「来てくれたことへの感謝」+「次回の見通し」が基本形です。段取りの反省を長々書く必要はありません。
⑯ 幹事から参加者全員へ(グループLINE)
本日はご参加ありがとうございました。スタート時間が早く、朝が大変だったと思います。精算は以上で完了しています。次回は◯月ごろを考えていますので、また声をかけさせてください。
⑰ 遠方から来てくれた人へ(個別LINE)
本日は遠くまでお越しいただきありがとうございました。移動時間のほうが長くなってしまい申し訳ありません。次はそちらの近くで組みますので、ぜひまたご一緒させてください。
⑱ 上司を招いた場合(メール)
件名:本日はありがとうございました
◯◯様
本日はお休みのところご参加いただき、ありがとうございました。行き届かない点もあったかと思いますが、楽しんでいただけていれば幸いです。
次回もぜひご一緒させてください。
07遅れた・返信が来た(2例)
⑲ 数日たってしまったとき
ご連絡が遅くなり失礼しました。先日のラウンド、ありがとうございました。◯◯(具体的な一場面)が今でも印象に残っています。また機会があればぜひお願いします。
言い訳は書かないほうが短くまとまります。「遅くなりました」の一言で足ります。1週間以上たっているなら、無理に送らず次に会ったときに直接言うほうが自然な場合もあります。
⑳ 返信が来たときの返し方
こちらこそありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
既読で終わらせず、一往復だけ返すのが無難です。ただし3往復目は不要です。相手の手を止めてしまいます。
08避けたいNG表現
文例より、こちらのほうが実用的かもしれません。やってしまいがちな失敗です。
| NG | なぜまずいか | 言い換え |
|---|---|---|
| 「調子が悪くてすみません」を何行も | スコアの言い訳が主題になり、感謝が薄まる | 1行に抑えて次回の話へ |
| 「惜しいOBでしたね」(目上・取引先に対して) | 相手のミスに触れると、本人が一番覚えている出来事を掘り返すことになる | 良かった場面だけに触れる。友人同士なら関係性次第で、ここは硬く考えなくてよい |
| 「またご一緒させてください」で終わり | 誰にでも送れる定型文に見える | 具体的な一場面を足す |
| 他人が写った写真を無断で送る・上げる | 相手が公開を望まない場合がある | 本人に確認してから |
| 目上の人に絵文字を多用 | 関係性によっては軽く見える | 相手の使用量に合わせる |
| 「次回は奢ります」と安易に書く | 次回の条件を勝手に作ってしまう | 「次は私が手配します」程度に |
逆にお礼が不要なケースもあります。完全な割り勘で回った友人同士のラウンドや、その場で解散時に十分お礼を言えている場合は、無理に送らなくても問題ありません。義務にすると続きません。
09贈り物が必要な場合
接待でご馳走になった場合など、形にしたいときの考え方です。
ボールは意外と難しい
「ゴルフボール1ダース」は定番として挙げられますが、使用球はかなり好みが分かれます。硬さや打感が合わないと使われないままになりがちです。
渡すなら、当日プレー中に相手が使っていた銘柄を確認しておくと外しません。分からない場合は、ティーやグローブのような消耗品、あるいはゴルフに関係のない菓子折りのほうが無難です。
予算とタイミング
金額の相場はここでは示しません。地域・業界・関係性で大きく変わるうえ、会社の経費で処理する場合は社内規定の範囲が優先されます。迷ったら、同じ場にいた先輩か経理に一度確認するのが確実です。
渡すのは翌日から1週間以内が目安。次に会う予定があるなら、その場で手渡しでも構いません。コンペの景品選びと予算の考え方は コンペ景品の選び方 にまとめています。
⚠ 接待費の税務上の扱いや社内規定については、所属先の経理・総務の判断に従ってください。本記事では触れません。
10よくある質問
お礼はLINEとメールどちらが正解ですか?
普段その相手と連絡している手段に合わせるのが正解です。日常的にLINEでやり取りしている上司にわざわざメールを送ると、かえって距離を感じさせます。上司とのラウンドで気をつける点は 上司との接待ゴルフのマナー に整理しました。逆に取引先で普段メールしかしていないなら、メールが無難です。
スコアには触れたほうがいいですか?
自分のスコアは1行までに抑えてください。相手のスコアは「良かった場面」だけに触れます。ミスに触れられるのは、本人にとって嬉しいことではありません。
初心者ですが、どこまで丁寧に書くべきですか?
丁寧さより具体性のほうが効きます。「アドバイスいただいた◯◯を試します」の一文があれば、文章が短くても伝わります。長く書くほど良いわけではありません。
写真は送ったほうがいいですか?
グループLINEなら喜ばれることが多いです。ただし他人が写っている写真をSNSに上げるのは本人の許可を取ってからにしてください。ゴルフ場によっては撮影自体に制限がある場合もあります。判断基準は ゴルフのマナー15項目 を参照してください。
誘いを断るときはどう伝えればいいですか?
理由は書かず、「その日は都合が悪くて」の一言で足ります。相手別の言い回しは 気の重いゴルフの誘いへの断り方(テンプレ20例) にまとめてあるので、迷ったらそちらを使ってください。
★ ぐーの感想:お礼は「タイミング × 内容 × 形式」。テンプレを1本持っておくと、送るかどうかで迷う時間がなくなります。