01なぜPar72が標準か
パーの基本構成
標準的なゴルフコースは18ホールで構成され、その内訳はパー4×10ホール、パー3×4ホール、パー5×4ホール。これを合計すると 4×10 + 3×4 + 5×4 = 72打=Par72になります。世界中のゴルフ場の約8〜9割がこの構成。
距離の目安
Par72の標準距離は約6,500〜7,200ヤード(プレーヤーの男性レギュラーティ)。プロトーナメント仕様だと7,500ヤード超になることも。コースレートで難易度が決まります。
パーの種類
パー3:100〜200ヤード前後(ショートホール)/パー4:300〜450ヤード(ミドルホール)/パー5:450〜600ヤード(ロングホール)/パー6:600〜800ヤード(超ロング・希少)/パー7:800ヤード超(ギネス級)。
02Par70:短めコース・初心者向け
パー4を増やしたPar70
Par70はパー4×12ホール、パー3×4ホール、パー5×2ホールのような構成(パー5が少ない)。総距離は5,800〜6,500ヤード前後と短め。
初心者・シニア向け
距離が短いため、飛距離が伸び悩む初心者・シニア・女性にも回りやすい。「パー5の長距離が苦手」な人にとっては救世主的存在。スコアメイクもしやすい。
戦略性は標準
距離が短い分、正確性勝負になることが多く、グリーン上の精度が問われる。「飛ばさなくても勝負できる」コース設計で、テクニカルゴルフを楽しめます。
03Par71:1ホール特殊な構成
パー5を1つ減らしたPar71
Par71はパー4×11ホール、パー3×4ホール、パー5×3ホールのような構成。Par72からパー5を1つだけパー4に変更したパターン。
名門コースに多い
Par71設定は歴史ある名門コースに多い。コース改修時に1ホールを短縮 or 設計の都合で1ホール特殊化、というパターン。
戦略性高め
Par72から1打分短いだけだが、戦略的に「攻めるホール vs 守るホール」のバランスが変わる。微妙な違いだが、慣れたゴルファーには新鮮な体験になります。
04Par73:ロング系・1パー5多い
パー5を増やしたPar73
Par73はパー4×9ホール、パー3×4ホール、パー5×5ホールのような構成。Par72にパー5を1つ追加した形で総距離6,800〜7,300ヤード超のロングコースが多い。
飛ばし屋向け
パー5が多いためドライバーで飛ばせる人が有利。逆に飛距離が出ない人にはセカンドで届かない苦しい展開も。「ドライバーの調子で勝負が決まる」性格のコース。
シニアティ・レディースティで対応
飛ばない人でもシニアティ(ゴールドティ)・レディースティで総距離を6,000ヤード台に抑えればプレー可能。ティーマット選びがスコアを左右します。
05Par74:皐月GC佐野の特異例(ギネス964Y)
皐月ゴルフ倶楽部 佐野コース
栃木県佐野市にある皐月ゴルフ倶楽部 佐野コース(GRAND PGM)はPar74の特異な設定。アウト7番ホールに964ヤード・パー7のギネスブック級超ロングホールがあり、これだけで普通のパー5の2倍以上の距離。
パー7とは?
パー7は世界でも極めて稀な設定。3オン2パットで7打=パーという基準。皐月GC佐野の964Y・パー7ホールは「3打目でグリーンに乗ればパー」という長大なホール。挑戦するだけで思い出になる。
Par74の構成
皐月GC佐野はパー4×9、パー3×4、パー5×4、パー7×1のような構成で合計74打=Par74。日本でも極めて珍しい構成で、ゴルフファンには「一度は挑戦したいコース」として人気。
06パー設定で変わる戦略
Par70(短コース)の戦略
距離より方向性・グリーン上の精度勝負。ドライバーは封印してUTで刻む選択も有効。アプローチ・パッティングの精度がスコアを左右します。
Par72(標準)の戦略
万遍ない実力が必要。ドライバー飛距離・アイアン精度・パター技術のバランス。最も広く戦略書・上達本が出ているのもPar72ベース。
Par73〜74(ロング)の戦略
ドライバー飛距離が命。パー5やパー7では2オン・3オンの選択肢がスコアメイクに直結。逆に飛ばない人は「刻む」覚悟で攻めるのも一案。
パー設定を確認する習慣
予約サイト・公式サイトで「総パー」「総ヤーデージ」を確認するのは事前準備の基本。Par72以外のコースは事前に予習しておくと当日の戸惑いが減ります。
★ ぐーの感想:Par72以外のコースは「ゴルフの常識を再定義」する面白さがある。皐月GC佐野の964Y・パー7ホールは一度挑戦してみたい候補。普段Par72ばかり回っていると見えない、コース設計の奥深さが体感できます。