01ペナルティエリアとは(黄杭・赤杭)

2019年から「ウォーターハザード」→「ペナルティエリア」へ

かつて「ウォーターハザード」と呼ばれていたエリアが、2019年ルール改正で「ペナルティエリア」に名称変更。同時にルールも整理され、初心者に分かりやすくなりました。

黄杭・黄色線

黄色のペナルティエリア。主にホールに沿った縦方向の池や、ホールを横切る池。ドロップ選択肢が2つ

赤杭・赤色線

赤色のペナルティエリア。ホールの横にある池や川、林の中の沢など。ドロップ選択肢が3つと救済オプションが多い。

共通ルール

02黄杭:2つのドロップ選択肢

選択肢① ストロークと距離の救済(元位置打ち直し)

1罰打で最後に打った場所から打ち直し。ティーショットが池に入ったらティーから打ち直し。

選択肢② 後方線上の救済(2023年改正・救済エリア拡大)

1罰打で、「ホールと球が最後にペナルティエリアの境界を横切った地点」を結ぶ後方線上を基準線としてドロップ。2023年改正により、ボールは線上に落とした後、その落下地点を基点に1クラブレングス以内(どの方向にもOK・ホールに近づいてもOK)が救済エリアになりました。

図解(イメージ)

[ティー] → [球が黄杭を越えた地点] → [池] → [グリーン]
                    ↓
       この地点とホールを結ぶ後方線上を基準線
       線上にドロップ → 落下地点から1クラブレングス以内が救済エリア
       (2023年改正で救済エリアが拡大されました)

03赤杭:3つのドロップ選択肢

選択肢① ストロークと距離の救済(元位置打ち直し)

黄杭と同じ。1罰打で打ち直し。

選択肢② 後方線上の救済(2023年改正・救済エリア拡大)

黄杭と同じ。線上にドロップ後、落下地点から1クラブレングス以内(どの方向でもOK)が救済エリア。

選択肢③ ラテラル救済(赤杭限定)

1罰打で、「球が最後にペナルティエリアを横切った地点から2クラブレングス以内(ホールに近づかない)」にドロップ。横方向に逃げられるのが赤杭の特権。

図解

[ティー] → [赤杭境界を横切った地点 X]
                    ↓
        Xから2クラブレングス以内・ホールに近づかない範囲
        (横方向にドロップ可能、これが赤杭の最大の救済)

04判断3秒ルール(手順)

3秒で判断する流れ

  1. 杭の色を確認(黄か赤か)
  2. 境界を横切った地点をマーク(同伴者と確認)
  3. 選択肢を比較:どの場所からのドロップが次のショットを打ちやすいか
  4. 1罰打を加算してドロップ
  5. 次の打数として続行

選び方の目安

05池ポチャを減らす戦略

① 池越えは無理しない

飛距離ギリギリで池越えするより、池手前にレイアップして次打でグリーン狙いの方が安定。1罰打+復帰打より、2打でグリーンの方がスコア良いです。

② 番手は1つ大きく

池越え時は「届くか怪しい」距離だと精神的に縮こまる。1番手大きいクラブで余裕を持って打つのが正解。

③ ボールは安いものを使う

池が多いコースでは1球失う前提でディスタンス系の安いボールを使うのが定石。ゴルフボール完全ガイドに詳しく。

06よくある勘違いと注意点

勘違い①:「池の中で素振りNG」

2019年改正でOKになりました。水中で素振りも・地面にクラブを着けるのも罰なし(ただし球を動かさない範囲で)。

勘違い②:「池の中の球は打てない」

打てます。ただし飛距離は出ないし全身濡れるので、現実的にはドロップ救済を選ぶケースが圧倒的。

勘違い③:「ドロップは肩の高さから」

2019年改正で「膝の高さから」に変更。地面に近い位置からドロップするため、ボールが転がりにくくなりました。

勘違い④:「黄杭は越えなきゃダメ」

越えなくてもOK。ラテラル救済は赤杭限定ですが、黄杭でも後方線上に下がってドロップ可能。

07よくある質問

Q1. 池ポチャと暫定球の関係は?

池ポチャは1罰打+ドロップで続行できるので、原則暫定球は不要。「池に入ったか分からない」場合のみ暫定球を打つことができますが、入った確証があればドロップで続行が一般的です。

Q2. 池の手前にレイアップしたのに、転がって池に入った

同じ処置です。1罰打+ドロップで続行。レイアップ距離は余裕を持って3〜5Y短く狙うのが定石。

Q3. ペナルティエリアの境界を踏んでもいい?

境界線・杭はペナルティエリアの一部に含まれます(ルール17.1)。ただし球がエリア外にあれば、境界線上に立ってスタンスを取るのは問題ありません。

Q4. 池ポチャを連発したらどうする?

無理せず諦めて次のホールへ。プライベートラウンドなら「ピックアップ・パーカウント」も検討。同伴者と相談を。

まとめ:池ポチャは「黄杭2選択肢・赤杭3選択肢」を覚えるだけで対応できます。2019年改正で初心者にも優しくなったルール。怖がらず、3秒で判断して次へ進みましょう。

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