01ゴルフ肘・腰痛の正体
ゴルフ肘とは
医学名「上腕骨内側上顆炎」。肘の内側に痛みが出る症状。右利きゴルファーは左肘(リードアーム側)に出ることが多いと言われています。左利きなら右肘。
腰痛の主な原因
スイング時の「捻り+伸展」による椎間板・腰椎への負担。もともと腰痛持ちの人は悪化リスクあり。
02初心者がやりがちなNGスイング
① 右手で叩く(右利き)
ボールを「打ちに行く」意識が強すぎて、右手・右腕に力が集中 → 肘の内側に負担。
② 体を止めて腕だけで振る
体の捻りを使わず腕力だけで振る → 肘・肩への負担+飛距離も伸びない悪循環。
③ グリップが強すぎる
10段階で7以上の強さでクラブを握る → 前腕の筋肉が硬直して肘の内側に負担集中。「小鳥を握るくらい」の軽め(10段階で3〜5程度)が理想とされます。
④ オーバースイング
バックスイングで上半身を捻りすぎる → 腰の可動域を超えた動き → 腰痛。
03予防のスイング3原則
原則①:体の捻りを使う
腕ではなく「肩の回転+腰の回転」でスイング。腕は遠心力で動くだけ、というイメージ。
原則②:グリップは「歯磨き粉」感覚
歯磨き粉を絞り出すような軽めのグリップ圧。10段階で4〜5。
原則③:体重移動を体で行う
腰から動く意識。「腰でクラブを振る」感覚があると腕への負担が激減します。
04予防ストレッチ・筋トレ
肘・前腕
- 手首のストレッチ(前後左右各10秒)
- 前腕のストレッチ(伸展・屈曲)
- グリップ握力の調整トレ
腰・股関節
- 股関節回し(左右各10回)
- ハムストリング・前屈
- 腰回しストレッチ
- 体幹トレーニング(プランク)
詳細メニューはストレッチ完全ガイドとゴルフ筋トレメニューに。
05道具・装備の見直し
シャフトが硬すぎないか
シャフトが硬すぎると体への負担増。RかSRが初心者向け。シャフトの選び方に詳細。
クラブの重さ
重すぎるクラブは肘・腰の負担大。軽量シャフトを検討。
グリップの太さ
太すぎ・細すぎは握りすぎの原因。標準サイズに交換するだけで握力が落ち、結果的に肘負担減。
サポーター・テーピング
痛みが出始めたら肘サポーター・腰ベルトで予防。スポーツショップで2,000〜5,000円。
06受診の目安
こんな症状は早めに受診
- 1週間以上痛みが続く
- 日常生活(コップを持つ・物を持ち上げる)でも痛む
- ラウンド翌日に動けないほどの腰痛
- 痛みが日に日に強くなる
整形外科でレントゲン・診察を受けて、炎症の度合い・休養期間を医師と相談しましょう。
07よくある質問
Q1. 整形外科とスポーツクリニック、どっち?
初診は整形外科が一般的。スポーツクリニックは復帰を意識したリハビリに強い。痛みが強い場合は迷わず受診。
Q2. 痛い時は休むべき?
原則休養。痛みを我慢して続けると慢性化のリスク。1〜2週間休んでも上達は逆戻りしません。
Q3. 湿布で治る?
軽度なら湿布で改善することもあります。1週間続いたら受診を。
Q4. 道具を変えるだけで痛みが消える?
シャフトを軽く・柔らかくしたら肘痛が消えた、というケースもあります。フィッティングで相談を。
★ まとめ:ゴルフ肘・腰痛は「右手叩き・グリップ強すぎ・体止め腕振り」がNG3要素。予防スイング+ストレッチ+道具見直しで、半年休む怪我を防げます。痛みが続いたら早めに受診。